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導入事例 ~胸部用ダイレクトデジタルFPD「フラットパネルディテクター・TDRC」~


胸部専用FPD「TDRC」で健診の検査効率向上を実現 渉外部・情報システム部・椎名 恭寛部長(写真左)と運用業務部業務課・高田 潤課長(写真右)
渉外部・情報システム部・椎名 恭寛部長(写真左)と運用業務部業務課・高田 潤課長(写真右)

社団法人日本健康倶楽部北海道支部は、北海道全域においてバス巡回による健康診断を行っている。巡回バスは、胸部X線検査・胃部X線検査など、15台のバスを保有。北海道という広大な面積をカバーするため、スタッフは10~12程の班でキャラバンを組み、日曜日に出発し金曜日に帰ってくるというようなスケジュールで動いているという。札幌市にある同診療所では、巡回バスによる健診が受けられなかった受診者を中心に来所による健康診査を実施している。同診療所では、2012年4月より胸部専用FPD(Flat Panel Detector)「TDRC」を導入、DR による胸部撮影と低被曝検査を開始している。「TDRC」の導入経緯と実運用について、渉外部・情報システム部の椎名恭寛部長と運用業務部業務課(診療放射線技師)の高田 潤課長に話を聞いた。


低コスト・低被曝で高性能な胸部専用FPD「TDRC」

日本健康倶楽部北海道支部診療所では、2012年春まで胸部X線検査はアナログ撮影にて行われていた。

「当診療所では、これまでX線撮影装置が一台しかなく、胸部撮影と胃部撮影を切り替えて使用していました。装置の老朽化もあり、万一検査中に不具合が生じるようなことがあれば、受診者にご迷惑をかけることになるので、そのような事態になる前にデジタル撮影装置(DR)とFPDの購入を検討したのがきっかけです」と椎名部長は話す。購入に際しては中古装置も含め、様々な装置を比較検討したという。

胸部専用FPD「TDRC」は、低コストなだけでなく、受診者の被曝低減を実現しているという。「4月25日より稼動を開始しました。アナログ撮影に比べ、被曝線量の低減が可能になりましたし、高画質で病気の早期発見率も上がり、受診者へのメリットを感じての導入でした」(高田課長)。

「TDRC」は、従来の胸部撮影フィルムと同じ14×17inchサイズでの撮影ができ、ダイレクトデジタル撮影が可能である。「線量の削減率は20~30%程度というところです。低線量でも満足のできる画像取得が実現されています」と高田課長は語る。

低コスト・低被曝で高性能な胸部専用FPD「TDRC」
■低コスト・低被曝で高性能な胸部専用FPD「TDRC」

業務フローの向上で検査技師の負担低減

同診療所では、最大約100名/日の健診を受け付けることが可能だという。「受診者にお待たせすることのないよう予約制で行っていますが、導入前は胃部と胸部を切り替えてX線検査を行っており、なかなか検査数を増やすことができませんでした。導入後は、別々に検査を行えるようになり、予約枠の拡大も可能になりました」(椎名部長)。そして、アナログからデジタルになったことは検査効率向上に大きく寄与している。「デジタル撮影になったことで、検査効率は飛躍的に向上しましたね。まず何より、ロールフィルムが現像機にひっかかることを気にすることもなくなり、フィルム交換、現像、現像液の交換・洗浄がなくなったのは大きな変化です。また、撮影直後に撮影した画像を確認でき、きちんと撮れているかの心配もなくなりました。『楽になった!』の一言ですね」と高田課長は話す。

技師の導線も大きく変わり、無駄な動作や作業はなくなったという。「たとえば、FPD位置決めの際、技師は受診者に応じたパネルの高さを受診者の傍らで調整するのですが、それに併せて管球側の高さと中心も自動追従で適切な位置になるので、管球側の調整をする手間がなくなり便利になりました。さらに、コンソール部分もタッチパネルが導入されたことによって、キーボードやマウスを使わず画面に直接入力や操作ができます。タッチパネルは、操作室の入口付近の壁に設置され、我々技師の導線も大幅削減できました」(高田課長)。タッチパネルの操作は、「今はスマートフォンやタブレットなどが普及してきましたので、何の抵抗なく直感的に使用できますね。操作も簡単で入力に手間取るようなことはありません」とのこと。

現在、当診療所での胸部撮影には、4名の技師が携わっている。胸部の撮影件数は、平均40名/日。多い時で60~70名/日の撮影を実施するという。春の検診繁忙期に複数の技師が新しい業務フローへの移行を経験することになったわけだが、「検査フローが大きく変わるわけではなく、フィルム撮影で行っていた煩雑な業務がなくなり、撮像条件のパラメータを何種類か試行した程度ですぐに使いこなし始めています。受診者毎に線量は変えていますが、手間はかかりません」と高田課長は話す。

コンソール卓は、壁面タッチパネル方式になり、導線が削減
■コンソール卓は、壁面タッチパネル方式になり、導線が削減

診断は遠隔読影による診断を依頼

日本健康倶楽部北海道支部診療所では、検診で得られた検査画像は全て契約している放射線科の医師へ遠隔画像診断を依頼している。「画像診断の専門である放射線科の医師に読影をお願いしています。また、同じ医師に依頼をすることで、読影のムラをなくし診断の質を保持しています。また、当施設内では全ての検査にチェックシステムを導入しています。画像診断の結果は、当診療所の保健師が経年管理を行い、所見内容が違うなどという場合は、診断医に確認できるような体制を整えているのです」と椎名部長は話す。

同診療所では、チェックシステム(結果報告)システム体制を導入し、入力ミスなどヒューマンエラー等はほぼゼロを実現しているという。「この体制があることで、ミスによるトラブルはなく、結果として受診率の向上につながっています」(椎名部長)。

FPD「TDRC」の位置決めによりDRの管球が自動追従する
■FPD「TDRC」の位置決めによりDRの管球が自動追従する
   

FPDを活用して今後も地域住民の健康保持と増進に貢献

椎名部長は「当診療所は、北海道内のバスによる巡回検診を受診できなかった方へ別日来院での受診を目的として開設されたので、それほど広い施設ではありません。しかし、受付と待合スペースに吹き抜けの解放感あるラウンジを使用していただくことで、受診者の方には少しでもリラックスしていただければと考えています」と話す。「受診者の信頼を得て受診率も向上していますので、今後もより地域住民の皆さんの健康増進・健康維持のための貢献を継続するために、受診者のための健康診査とは何かを考え、検査実施へと繋げていきたいですね」(椎名部長)。

「将来、巡回バスも全てデジタル撮影が可能になれば撮り直しなどのリスクがなくなり、再撮影のために受診者への時間負担や被曝のリスクもなくなるだろうと思っています。奥尻島などにも行くことがありますので、撮影時にその場で画像がきちんと撮れているとわかれば、受診者はもちろん、我々技師も安心して撮影を実施できるようになりますね。明日からまた巡回バスで道内を回ります」と高田課長は語っていた。


社団法人日本健康倶楽部 北海道支部診療所

■社団法人日本健康倶楽部 北海道支部診療所
〒060-0807 北海道札幌市北区北七条西4-1-2 北七条SIAビル9F
TEL  011-707-1115 (代)
ホームページ http://www.yobou-igaku.jp

北海道支部診療所は、医療職・事務職を含め約100名のスタッフが北海道全域を対象に、巡回バスをメインとした健康診査事業を行っている。診療所はJR 札幌駅前に位置し、来所による受診のアクセスも便利。

「健康日本21」運動の推進に協力、国民の健康と体力保持のために健康相談・指導等を実施している。

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